03/09/13更新

Aptivaのケースを利用したAthlonを搭載したマシンを!

このページ画像多いんで、ちと重いかもしれませんm(_ _)m














ことのはじまり・・・    
     
 
 今回はお客様の依頼による作業です。ターゲットはIBMの比較的古めのタワーで、K6-2 400Mhzのアクセラレータを搭載しておりました。そこで、もっと高速化を出来ないか?というのが発端です。数日後、依頼人様から「このAthlonマザーをこのケースを利用して入らないか?」とお問い合わせがあり、私が「大改造になりますよ〜」とお答えしました。それでおしまいかと思いきや、「おねがいします」とのお答えを頂き、久々に芸術作品をつくることになりました。
 なお、掲載を快く許可してくださいました依頼人様に深く謝意を表します。
 
↑今回のターゲット














解体開始!    
     
 
 まず、刺さっているものたちをすべて撤去します。今回は金属加工がメインとなりますので内臓は全部はずさないと加工の際に出る鉄粉にまみれてしまいます。
 写真は独特のライザーカードを撤去している模様です。IBMのマザーはLPX規格に酷似しておりますが、電源周りなど独特な部分があります。

(右写真・画像をクリックで拡大します)→
 
↑とりあえず内部の様子













マザーボードとのお別れ
     
 
 マザーボードも撤去します。PCI&ISAスロットのふたが付いている部分はスポット溶接でがっちり付いています。さらに、この時代のIBM機は軍用?かと思うほど鉄板が厚く、大変そうです。ざっと見て最近のマシンの2.5倍くらいの厚みがあります。

(右写真・画像をクリックで拡大します)→
 
↑まだ普通にがらんどう状態














スロットガイド撤去
     
 
 がっちり固定されているスポット溶接を筐体の歪みに最大限に配慮しながら丁寧にはずします。これでケース内にマザーボードを仮置きしてみます。
 すると、問題点が・・・下の5インチベイとマザーポードが干渉するようです。詳細画像はこちらから。ちなみにこのときのマザーは店内にあったマザーで検証しています。
 依頼人様に報告の上、リムーバブルHDケースや奥行きの短いものを利用することで回避することにして次に進みます。

(右写真・画像をクリックで拡大します→)
 
↑スロットガイドを無事はずしました














今回の生贄?の解体
     
   今回はMicroATXのマザーを無事おさめることが使命ですから、他のケースからバックパネルを移植しなければなりません。
 と、ちょうどいいところにHDDの取付金具が欠品のため商品化できないパソコンがあるではありませんか!この時点でパソコンとしてすでに組みあがっていましたが、あえなく解体・・・。電源・マザーを撤去されリアパネルのリベットがはずされますとすでにケース剛性が維持できないようです。

(右写真・画像をクリックで拡大します)→
 
↑MicroATXケース解体開始


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